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すぐに生徒会室に着いたのだが、由芽が莎雪を引きずったまま入ろうとすると全体重をかけるようにして莎雪が抵抗するのでなかなか入れないでいた
｢莎雪、いい加減諦めろ。体重かけんな、進めない｣
｢いやっ、絶対に嫌よ！生徒会長だってどうせ男なんでしょ!?絶対に会いたくないわ｣
｢いや、学校長の話によると現会長は女子がやっているらしい。そもそも、この学校に入ったら嫌でも毎日男を見ることに…って、こら莎雪！｣
莎雪に向かって話していたのだが、ふと莎雪がいないことに気づいた由芽が辺りを見回すと、自ら生徒会室に入ろうとしている莎雪の姿があった
｢女子という言葉に反応したな…｣
由芽は呆れた声で呟き、ため息をつくと、莎雪のところに行き、一緒に生徒会室に入った
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