プロローグ

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今から、2ヶ月半前の7月の15日まだセミが鳴いていた日の夜、 最後の事件の日に燃え盛る家の前で警察に捕まった。 警察に手錠をかけるまでほとんど意識はなかった。 手錠をかけられてハッとした。 「……! お、おい!いきなりなんだよ!何しやがる!俺はやってない!何も知らない!そうだ、証拠だ…!証拠はどこだ!!」 「犯罪者が一言目に言うセリフだな。さぁ、しっかり歩け」 「ふざけろ!俺がポリ公に捕まるかよ!俺はやってない!やってないんだよ!」 それがその日の最後の記憶だった。 多分、気絶でもさせられたんだろう。 目が覚めたら寒い檻の中だった。
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