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幼稚園の私は、確かにガキでした。
でも、確かに大人びている思考があって、そんな折、私が感じた事や思った事。
私の家と母親側の祖母の家は、歩いて1分掛からない距離にあります。ですから、私が祖母の家にいるのは当たり前だった訳なのです。
ここで少し補足を入れますと、私を取り巻く男衆(父親、祖父、叔父)は基本的に優しいみたいです。まぁ、後に私の彼らに対する見方は変わって行くのですが…
ともかく、そんなに近くに親類宅があるのだから、私がずっと自分宅にいる必要もなく、また、母親も祖母宅に入り浸っており、私の生活の基盤は殆どが祖母宅にあった訳です。
母親は「いらない」と私に言った割には、私が祖母宅に居るのが気に入らないらしく、夜自分宅に帰る時に私を連れ帰ろうとしましたが、誰が自分を嫌う者の下に行きたいのでしょうか?
私は頑なに拒否し続け、世間一般で言うおばあちゃんっ子で育つことになるのです。
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