いち

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散々叫んで疲れたのかゼイゼイと肩で息をするメーコ。 「おま、え、には、ゼー…ゼー…てんしを、して、もらっげほっげふん」 「いや、落ち着けし」 まったく忙しいヤツだ。 俺の言葉を受けてメーコは大きく深呼吸をし、息を整えた。 「お前には天使をしてもらう」 ………。 「おー……」 「え、反応薄くない!?」 死んで天使になる、ねぇ。 死後の世界はこうなっていたのかー。 「で、天使って何すんの?」 「お前受け入れ早すぎ……」 呆れたようにため息をつかれた。
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