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ザザーン
「はわぁぁぁぁぁ……ねむ」
海原海人が体をゆっくりと起こした。
今日は休日だ。まだ、ゆっくり寝てても問題ない筈だ。
ザザーン
「……もう一回寝よ」
海人はもう一度横になった。
そして、目を瞑ろうとしたが、何かに気付いたように勢いよく体を起こして呟く。
「どこだ?ここ?」
ザザーン
「海……だよな?」
念の為、周りを確認する。目の前には青い海があった。青い空、白い雲。。手元は、綺麗な白い砂。間違いなく海だ。夏の風物詩の一つだ。
「…………………は?」
しかし、風物詩を楽しむ余裕など今の海人にはなかった。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
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