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海｢死後の……世界?｣
男性｢えぇ、そうですよ。そろそろ時間なので、先に進みますね。質問は説明が終わってから3つまで受け付けます。説明を聞いている最中によく考えておいて下さい｣
海｢…………｣
何かおかしい。海人はそう感じ始めていた。
男性｢では、説明します。今回新たな実験として、違う世界の人間同士を1人だけ変える、という事をしました。勿論、こちらの世界の常識があちら世界では通用しないなどの事があると思います。しかし、それを全てひっくるめて実験です。頑張って下さい。しかし、我々も遊びでこんな事をしている訳ではありません。貴方が死ぬとまた実験体を確保しなければなりません。そこで貴方にはあちらの世界で生き残る為の力を与えます。今回用意した力は2つ。身体能力と魔力量です。因みにこの事は人に話しても構いませんが、余りｵｽｽﾒはしません。以上です。何か質問は?｣
海｢………ｲﾀｽﾞﾗじゃないんだな?｣
男性｢当然です。他には?｣
海｢俺が前居た世界で俺の事はどうなってる｣
男性｢最初からいなかった事になってます。後1つですよ?よく考えて下さい｣
海｢………じゃあ、最後に一番聞きたかった事を聞かせてくれ｣
男性｢どうぞ｣
海｢何で……何で俺が選ばれたんだ?｣
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