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「どうしてだ?お姉ちゃんはお料理大好きだし、今日もお姉ちゃんが作った卵かけご飯は美味しかったぞ?」
「あぁそうだよ!卵かけご飯が美味しいのはその卵を産む鶏を育てる人と美味しい米を作る人がいるからだよ!姉ちゃんはそのご飯の上に卵をかけただけだからね?」
ったく
三人で暮らしてこれって…
一人になったらどうなるのやら
「うぅ…狭弥ごときにこんなふうに言われるなんて屈辱だ…」
「僕ごときにって、僕のことをどんなふうに見てるんだよ」
「恋人以上夫婦未満に決まってるじゃないか」
「い、言ってることめちゃくちゃだから…それより早く着替えてきなよ。学校遅れるよ」
「ここで着替えるから待ってるんだぞ」
ぶーーーっ!?
「ね、姉ちゃん!」
「冗談だ、すぐ来るからね」
姉ちゃんがリビングをゆっくり出ていった
やっと静かになったなぁ
そう思いながら卵をカチンと割り、ご飯のうえに乗せてそのまま掻き込む
「…お姉ちゃんとばかりいつも仲良くして…ブツブツ…」
「ぎ、吟乃ちゃん?どうしたの?そんな影に隠れて」
「お、お兄ちゃん!?べ、別になんでもないよ?ただ…」
「ただ?」
あれ?
なんだろうこの雰囲気
ってか吟乃ちゃんを目の前にするとかなりドキドキする
「吟乃ちゃぁん!」
「ひゃう!?」
「なっ…」
ちょっとお姉さん?
男の子前で妹の乳を揉むのはダメじゃないかな?
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