第四章 ~ 漆黒の連鎖

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 奇曾は目を覚ました。目の前にはアラームをセットしたスマートフォンが忙しくベルの音を放っていた。画面に触れてアラームを解除すると、ぬくっと布団から起き上がりシャワーを浴びた。それから寝巻きを着替えると、奇曾は職場へ向かった。  彼女の家から職場である富蓮総合病院までは約一時間程のところにあった。 「あら、今日は早いじゃない。奇曾さん」  更衣室でナース服に着替えていると、横からこの病院の婦長である奥村貴理が話しかけて来た。
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