第一章

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まさか 公立高校に受かるとは思っていなかった。 でも合格発表のとき、あんまり達成感がなかった。 あの時はなんだったんだろーな? と、思いながら学校までの道を走る。 桜が綺麗な通学路。 そういえば昔、こんな桜が咲いている所で遊んだな。 懐かしいなー 黄昏れている小雨を春風が急かした。 親の転勤で小さい頃に住んでいた家に戻ってきた。 高校も田舎の公立に通うことにした。 だから友達がいない。 小雨「どーにかなるさ!」 時間内に学校へ着き体育館で入学式を行った。 緊張と期待でキョロキョロしていたのが恥ずかしい。 元が女子高だったせいか男女比が 3:7 ぐらいだった。
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