ケンの恋

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ケンは、24歳で初めて彼女ができた。 優しく、一緒に居て安らぐ相手。 付き合って4年が経ち、結婚を考えるようになった時、突然別れを告げられた。 「別れましょ」 その一言だけを残して・・・ ショックで頭が真っ白になるケン 何の前触れも無く、理由がわからない。 何度も連絡するが、つながらない。 家に行ってもいない。 彼女のことは、忘れることにした。 それから半年、突然の電話。 忘れかけていた、彼女からの電話。 複雑な気持ちで出る。 「もしもし・・・」 彼女じゃない・・・ 彼女の母親からだった。 家に来て欲しい。 仕事が終わり、彼女の家へ急ぐ。 何か様子がおかしい。 中へ通されケンは、驚いた。 目の前にあったのは、彼女の位牌だった。 呆然とするケン。 母親が手紙を渡す。
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