第1戦-1

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とにかく一般的にいう“パーティー”というのとは全く違う何かであるように感じた。 男女が交互に座るように指示される。 右隣は40才位だろうか。 黒のピンストライプのスーツにツンツンヘアー、少し崩れた雰囲気のある男性だ。 左隣は30代の後半くらい。 濃紺のジャケットにベージュのチノパンツ、眼鏡をかけていて真面目そうな印象。 スタッフがマイクを片手に、パーティーの流れを説明し始めた。 説明が終わると、照明が明るくなったので、急に気恥ずかしくなった。 「それではパーティーをはじめます。 『はじめまして』からはじめてください。 ではどうぞ」
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