第1戦-1

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それにしても先ほど配られた、結果の内容が気になって、気になって仕方ない。 2人目の彼には申し訳ないけれど、お話は上の空だ。 「星岡さん? ちょっと疲れてます?」 「あ、すいません。 今日パーティ初参加なもので」 「そうですよね。 僕も最初は何が何だか分からないうちに終わりましたよ」 ふと視線を感じ、視界の隅に望月をとらえた。 壁際に腕組みして、こちらを眺めている。 他に話したい相手はいない様子だ。 2回の5分間がやっと終わり、先ほどの結果を見た。
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