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灯幸と一緒に登校し始めて30分。
俺達二人は無事自分たちが通う学園へと着いた。
しかし・・・、
「一度見たけど・・・、やはりデカいよな、此処。」
今放った言葉は俺ではない。灯幸だ。俺と彼は一度この学園の体験入学で一度訪れたことがあるが、やはり驚くものは驚く。
美しい多くの花が咲き並ぶ広い校庭、所々に生徒が寛ぐ白いベンチが少々、赤茶色のレンガで建てられた学園は一目見るだけなら佐世保にあるハウステンボスにある大きな建物のようにも見える。
下手をすると迷子になるのは目に見えてるので、俺達二人は一度来た体験入学で事前にこの学園の造りを把握している。
それにしても、やはりデカいな・・・。いくら能力者を保護するという重要な役割がある学園だからといって、この様に豪勢にする必要があるのだろうか・・・？
(・・・無いな。)
答えは案外簡単だった。
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