4人が本棚に入れています
本棚に追加
(いつかは・・・、もっと普通な会話が出来るようにならないといけないんだろうな・・・。)
そんなことを何故か不安に感じながら考えていた俺がいた・・・。
「君は中々面白い感性を持っているね・・・。」
「・・・っ!?」
俺の前の席には男子生徒が座っていたはずたが他の男子生徒と入れ替わっていた。
「何だぁ、お前？」
俺の後ろの席に座っている灯幸は入れ替わっているのが気づいていないのか、そのまま俺の前の席に座っている男子生徒に話し掛けた。
此方を向いてる男子生徒はそんな灯幸を鼻で笑い、
「僕は君に興味が無い。今僕が話していたい相手は彼なんだから。」
そう言って目線を俺に向ける。
金のセミロング、とは言っても男性の髪の長さの平均より長いだけ。
サファイアに負けず劣らずの蒼いパッチリとした瞳。
女性が見れば羨ましがりそうな肌に中性的なその顔つきは一目見るだけなら女性と間違われてもおかしくないだろう・・・。
「観察力、思考力は共に高得点だね？」
(・・・っ!?お前は人の心が読めるのか？)
「訂正、どちらも満点だ。そうだよ？」
.
最初のコメントを投稿しよう！