戦闘は突然に、

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4月5日、 ジリリリリリリリリリリリッ―――カシャッ。 朝から俺の部屋で鳴り響くベッドの近くに置いてる目覚まし時計を止めて、俺は瞼を腕で擦りながら止めた時計の時刻を確認する。 AM7:00 まだ間に合う。何に間に合うのか、それは学園だ。 俺は信条 悟(シンジョウ サトル)、16歳。8月4日生まれのB型で、今日から高校生。 どの学校の・・・、いや、学園に通うかと言われると、それは能力や暗殺、戦闘に長けた者だけが集まる学園。それだけを聞くと『何だその学園は・・・!?』と言われるのがオチなので説明しよう。 それは今から20年前、何がきっかけなのか解らないが、能力者という存在が現れるようになった。 畏敬な力を操る存在、能力者。 最初は数えるほどしかいなかったが、年が経つに連れ、能力者は次第に増え、そのような存在による犯罪も増えたことにより、能力を持たない存在、『一般人』が能力者に大きな恐怖を抱く。 .
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