はじめに

4/6
193人が本棚に入れています
本棚に追加
/116ページ
さて、前置きが長いと言われそうですが……。 源氏物語をお好きな方は、源氏の君がお好きなんでしょうか? 作者しましまは、そうでもありません。 源氏の君って、超絶イケメンですよね。 容姿端麗で文武両道。 さらには楽にも通じ、手すさびで描いた絵ですら、当時の絵師を凌駕する腕前。 桐壺帝の寵児として、大切に育てられ、臣下に下った後も(一度凋落しますが)、桐壺帝に後見して貰い、父亡き後は、冷泉帝(藤壺の宮と源氏の不貞の子・桐壺の次の次の帝)の後見人として、その地位を確固たるモノにしていく。 女性関係が派手であるにも関わらず、仏門への傾倒も深く。 非の打ち所のない男性に、見受けられます。 女性関係が派手な事も、当時にしてみれば嗜みの一種ですから、ちょっと人数多いかもしれませんが、そんなに責めることでも無いような気がします。
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!