変化した日常

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それは高校生が昨日から行方不明だ、というもの。 ニュースを何となく聞きながら、ご飯を食べ続けていた俺は (人間ならそんなこともあるだろ) と思っていた。 そんなことを思っている内にご飯も食べ終えた俺は学校に行く準備があるので部屋に戻る。 「ご馳走様でした。」 「はいお粗末様でした。」 これもいつも通りの光景…冬馬がいないこと以外は。 そして一通りの準備を終えたら家を出る。 母親に『行ってきます』の挨拶を告げて。 家から学校まで徒歩で10~15分程度の距離。 いつもはこの通学の間も冬馬と会話しながら行くため久々に一人だと妙な静けさがある。 居たら居たで疲れることもあるが、居ないなら居ないで寂しい気もする。 一人だけに歩きながら色々と考えていた。
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