二度目の出会い

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 その記憶の続き、『またね』の続きが、目の前に広がっている。  BBSのメッセージフォームに踊る無機質な文字列。 《ほんとにまーくん!? まーくんなの!?》  彼女は、有渚はまだ、俺のことを『まーくん』と呼ぶのか。  とりあえず。 「まーくんはよしてくれ」  それをそのまま、当人直通メッセージとして送信する。  返事は数分を置いて、やってきた。 《ほんとに、本当に、『まーくん』なんだ……!》  直す気なしか、おい。
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