Butterfly Queen

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ロッキーが頭に体当たりしてきた。 「った,,,。でも俺リアルタイムゲームがあるし。」 俺の中での優先順位1位がゲームです 「大丈夫です。悠人さんがこのエルメス・ワールドにいる時間、あちらの時間は止まっています。」 まじか。何でもありですか、ここ。 「おねがいします!でないと,,,,いろいろやばいんです!」 いろいろね,,,,,,。 どうするよ。このシュチュエーション。たぶんギャルゲーでもこんなイベントないよ。 「,,,,,,,分かったよ。」 「や、やったー!ありがとうございます!」 頭の上をすごい速さで飛びまわっている。頭にぶつかるなよ。 「では、一緒に冒険しましょー!」 張り切ってんなー。,,,,,,ん? 「え。一緒に来んの?」 「もちろんです!悠人さんここのこと全然知らないでしょう?私がサポートしていきます!」 そして、エルメス・ワールドでの冒険が始まった。 「で、どこいくの?」 俺たちは山を出て、細い道を歩いていた。 「んー。この先に村があるはずなのですが,,,あ!」 ロッキーが急に走りだした。 「ありました!あそこがユーナス村です!」 ユーナス村と呼ばれた村は普通の村っぽかった。 まぁこの世界にある時点で普通じゃないけど。 「こんにちは。キミが次の英雄かい?」 村の前まで来ると村長(?)がやってきた。 「あ、はい。,,,,次の?」 次のってことは前に誰か来たってことか? 「悠人さんみたいな選ばれた方がもう何人かいたんですよ。」 「俺の前に来た人はどうしたの?」 「・・・・・あぁ。もうお亡くなりになってしまいました。」 ・・・・・。帰りたくなってきた。 「あ、いえ、大丈夫です!ここでお亡くなりになっても、人間界に戻るだけですから。」 「さぁ来い、ラスボス!早く死んで帰るぞー!!」 「だめです!エルメス・ワールドを救ってぐだざい,,,,。」 泣いちゃったよ。 「そーいえば。救ってくださいって何があったの?」 「そのことはわしから説明しよう。リーザ村の村長の家に来てくれ。」 村長の家ってwwwもうゲーム化したなwww 「しょーがない。行くか、ロッキー。」 「はい!」 村長の家は、この村で一番大きな家だ。 「来てくれたかい。悠人君。」 見ると村長が椅子に座っていた。 「悠人君も座ってくれ。」 「あ、はい。」 「さて,,,悠人君はどこまで知っているのかね?」 かばんの中でゲームの下敷きになっている『バタフライ・クイーン』を出した。
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