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「これが『バタフライ・クイーン』ってことぐらいです。」
「そうか。,,,,,ん?ちょっと貸してくれ。」
「あ、どうぞ。」
「・・・・・・!!!」
『バタフライ・クイーン』を観察した後、村長の顔が青ざめていった。
「?どうした?」
「ゆ、悠人君。この穴はずっと空いていたかね?」
「はい。」
「一大事じゃ!神祈石がない!」
「神祈石?なにそれ?」
「神祈石とは5色あって、エルメス・ワールドの守護神の力が宿っているんですよ。」
「よくわからんケドそうなんだー。」
「最近魔物が増えてきたのもそのせいかもしれん。悠人君、神祈石を見つけてはくれないか?」
まぁ、この世界を救うためにいるんだからな。」
「べつにいいけど。」
「おぉ、やってくれるか!でも、1人じゃ大変だろう。となりのむらに仲間になってくれる人がいるだろう。あと、一通りの装備を渡そう。武運を祈る!」
装備かー。かっこいいのが入ってるかも♪
・始まりの服(ボロイ)
・始まりのズボン(同じくボロイ)
・木の棒(ショボイ)
「ショボーーーーイ!!」
「どうしたんですか?最初っからかっこいいのが出てくるわけないじゃないですか。」
そうだよな,,,。ゲームでもいつも『布の服』だもんな,,,,。
「神祈石を見つけるにしてもどこのあるか分からないとな,,,。」
「最初に隣の村、忍者村行って見ませんか?」
俺たちは隣の村に仲間探しに行くことにした。
「ん?ここ公園か?」
ここは”小さな公園”というらしい。名前通り小さい公園だ。
でも、公園にしては人が少ないな,,,。
「最近、魔物が増えてきて、子供が来ないんですよ。」
公園を眺めていると、隣のほうから男の声がした。
・・・・ん?このおじさんみたことあるな,,,。
俺は、まだこの時気付かなかった。
この世界と人間界の共通点に。
「悠人さん。目の前に魔物が出てきてますよ。」
「うん。おk,おk。魔物,,,,は?」
目の前にはプニプニしてる丸い物体が跳ねていた。
「これはスライムという敵ですね。HP3MP0です!」
へー、これスライムなんだ。俺のやってるゲームとは違う形だな。
「戦闘開始です、悠人さん!」
「え、まじで。」
始まるとすぐ、スライムが脛に体当たりしてきた。
「いったっ,,,。意外と威力あるな。」
「悠人さん!反撃してください!」
あ、そっか。一応武器持ってたんだった。
「えいっ!」
スライムを叩いてみた。こんにゃくみたいだな,,,。
「5のダメージです!」
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