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二人がおもむろに手を振るう。
すると、いつの間にか、その手には二人の武器が握られている。
レヴァンは、身の丈ほどの大きな鎌。
ユーリは、刀身に強力な冷気を秘める長剣。
「作戦は?」
ユーリが聞く。
対したレヴァンは、
「こんな奴らに必要無い」
と言って、一番近くの兵士を鎌の刃が付いていない方で殴る。
あまりの速さに、警備隊は気づかない。
ユーリも動き、隊長の男の顔面を剣の腹で殴った。
それでやっと、残った三人の警備兵が動く。
素早く下がり、魔法を詠唱し始めるが、それすら追い越す速さでユーリが詰めより、レヴァンは後ろで魔法を発動させる。
「光よ槍を成し、いざ貫かん《ホーリーレイ》」
レヴァンの目の前に魔方陣が現れ、一筋の光の槍を放つ。
ユーリが素早く二人の兵士を殴り倒すと、レヴァンの魔法の光が残りの一人を撃ち抜く。
あっさり敵兵は全員戦闘不能となった。
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