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「えっ!? 帰ってこないと思ったら向こうに在住してたの!?」
「はい。確認に行きましたが、魔王城の城下町に今まで送った勇者の大半がいました」
王様が執務室にて読み上げられた手紙に驚いていた。
名前だけで五枚行く束ねられた手紙ではなく、魔王からの王様宛ての手紙でなく、なかなか帰ってこない勇者のその行方に驚いていた。
「えっと……、魔王を倒すために在住してるんだよね」
「はい、一応」
「一応?」
「一部の勇者は家庭を持っています。勇者同士もあれば魔人との子を授かった者もいます」
「うーん、……どうしよう?」
「放っておいて良いでしょう。それより、何故王女達の事を知ってたんでしょうか?」
「…………、内通者が居ると、か?」
「……………………」
「……………………」
当てはまりそうな人達を王様達は思い浮かべていく。
「……………………」
「……………………」
「わーいヾ(^▽^)ノ」
「……………………」
「……………………」
「待ちやがれえ! 返せ!」
「……………………」
「……………………」
「追いついたら返してあげるよマオゥくん」
「てめフィリス、それねぇと威厳がないんでねえだ!」
「「すぐそこに居たー!?」」
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