プロローグ

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「チームメイトはチームメイトじゃない」 監督はそう言った。 20代後半のイケメンな監督。 誰よりもサッカーが好きで、サッカーは楽しくやるものだということをあたしたちに教えてくれた。 あたしたちにとって、最高の監督だった。 しかし今では、チームとして負ける事は許されず、監督には明るい笑顔の変わりに重たい溜め息が増えていた。 一緒に楽しくプレーしていた監督はいつのまにか消えてしまった。 いや。監督は…… 消えざるを得なかったんだ……。
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