高校1年生―夏―

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…今、待ち合わせ場所でひとり夏子を待っている。 夏子は時間にルーズなので10分遅刻くらいは当たり前だ。 …と、思っていると…… 『かーのんっ♪遅れてごめんね~』 いつもの台詞。そしてうしろに…… 『あー!俺も来ちゃった☆てへへへ』 す…鈴木先輩!!! 『まあ、俺と夏子じゃ可哀想だから直幸も連れてきたぜ!!』 え……… な…なな……… 『なっ、直くんっ?!』 わたしは目を見開いた。…本物の直くんがそこにいた。 なんでか知らないがわたしは緊張している。 なんで、直くんになると緊張するんだろう…。 わたしは焦って…つい 『あーやっぱり森岡くんの方がいいかな…ね?森岡く…』 『だから。直くんでいいよ!』 さらっと言う直くんにわたしはときめいていた。 なにときめいてるんだろ。わたし最近おかしいな。 こうして、プールへと向かった
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