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その瞬間、大きな風が吹いて桜の木と前にいたわたしが揺れた。
「わっ。」
その瞬間、桜の木が一瞬光った気がした。
「全く、毎回君の浮気話を聞くこっちの身にもなれ。」
目の前に現れた成年は、着物を着た綺麗な黒髪、そして目が離せないほどの美形に私は、固まってしまった。
というか、その前になんて言いました?
浮気?
誰が?
その疑問が顔に出ていたのか成年は、溜め息をつきながらわたしの前にしゃがみ込み口を開いた。
「お前のことだ。梨唯。」
そして私の手を取り、私の顔をのぞき込んだ。
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