未来の君へ

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私は早足で職員室まで急いだ。 職員室の前の廊下まで来て、私は一度時計を確認した。 17時15分 先生達の業務時間の17時30分までは少し余裕がある。 早く出して帰ろっと。 でも、やけに職員室が騒がしいな。 いつもだったらこの時間帯は2、3人の先生の声が少し聞こえてくるだけなのに今日は何人もの先生達の声が騒がしく聞こえてくる。 たまにはこんなこともあるのかな?とりあえず出そう。 私は職員室の扉をノックした。 「失礼します。3-6の木々奈です。大木先生にレポートを提出しにきました」 職員室に入るとたくさんの先生が集まりひとつのテレビに鷹っていた。 大木先生もその中にいた。 すると大木先生は私に気づき、言った。 「ん!?木々奈まだ居たのか」 「はい。大木先生レポート今、大丈夫ですか?」 「レポート?そんなことよりお前も来い。今から皇帝陛下が緊急会見をされるそうだ」 皇帝陛下が? どうせたいしたことないだろう。 そう思いながらも私もテレビ画面を見た。 テレビ画面の右上端にはLIVEという文字が出ていて会見場が映しだされている。
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