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そうこうしているうちに授業は終わりお昼休みに入った。
私は立ち上がり、葵の元へ行こうとすると、葵の方からすぐに私の元にやってきた。
葵とは1年生のときに知り合いそのときから仲がよくていつも一緒にいる。
葵にはいつも私の愚痴を聞いてもらってばっかりで少し悪いと思ってる。
「全く、沙樹、あんたはよく寝るよねー」
少し怒ってる。
「でもさー、寝ないって無理じゃない?眠いんだし」
葵は呆れたように私の顔を見て言った。
「沙樹、あんたねー、私らもう3年で仮にも受験生なんだよ。しっかりしなきゃ」
「そうだけど……」
正しすぎて、言い返す言葉が見つからない。
そんな話をしていると隣の席の男子が突っ掛かってきた。
「うっせーな。お前って授業中は寝てんのに休み時間になると急に元気になるよな」
こいつの名前は藤本駿。3年になって初めて同じクラスになっけどマイペースで私にいちいち突っ掛かってくるからウザイ。
「うるさいな。あんたになんか関係あんの」
……
って寝てるし。
そんなことをしていると授業開始のチャイムが教室に響き渡る。
「あっチャイムだ。沙樹、次は寝るなよ」
「分かってるよ」
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