第1章 NICE TO MEET YOU

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春眠暁を覚えずとはよく言ったものだ。 この春の麗かな気候と、新生活の慣れない気疲れから、いつまでも寝ていたくなる。 まぁ、あのあと盛大に二度寝してしまったわけで つまりなにが言いたいかといえば 「遅刻だぁぁぁあぁぁぁ!!」 そう、完全なる遅刻である。 今日は一限目から大学の講義が入っており(しかも必修講義)、9時開始の講義だが、只今の時間は午前9時を15分ほど回ったところ。今から用意して行ったとして、どんなに早くても20分はかかる。 数秒の思考 「あぁ…なんかもういいや」 俺は諦めた。 .
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