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翌日。
薬が効いたのか、熱は大分下がっていた。
多分、薬をあまり飲んだことが無いのかもしれない。
それに、処方されたものだからかもな。
何食わすか。
起きたらやっぱ食わせないとだし…
「お粥でいいか」
病人だし。
その時だった。
――ピンポーン…ピンポーン…
と、チャイムが鳴った。
それも、玄関の所のチャイムらしい。
…は?
まて、その前に下から呼ばれるだろ。
って事はだ。
俺の両親とは絶縁してるから居ない。
そして恋人と言う物も居ない。
来るとすれば。
「マサー!なんであけてくれねぇ……っぶ!!」
俺の知っている限り、こいつしかいねぇ。
「朝っぱらからうるせぇ、黙れ!」
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