涙とその後

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・-・-・-・-・-・-・- 一通りインテリアを選んで買った貰った俺は感謝と申し訳なさで大変だった。 というか、何故か真人さんとカズさんは俺に甘い。 安いものでも十分使えるのに高いものを選ぶ。 2人曰く、「ヒロが可愛いから」だそうだ。 いや、意味分からない。 まったく。 しかも、しかもだよ? 2人の折半でPC買ってもらっちゃったし。 俺、あまり使った事ないって言ってるのに。 「勉強の役に立つから買ってやる」 だそうだ。 何となく複雑な思い。 というか、痒い。 多分、この年になるまでの数年間。 こうやって俺を思って買ってくれた事がないからかもしれない。誰も。 昼食を空いた時間に食べに行く。 時間も潰せたし並ばずに入る事が出来た。 ここでもおごってもらう事しかしない。 「美味かったな」 「うん」 バイトやっぱりしなきゃな。 こんなのなんか変な感じがする。 「さて、服と靴買いに行くか」 「俺がばっちりヒロに似合う服選んでやる」 「安いのでいいから」 そこは押しておこう。 もう、それなりに高いのも要らない。 てか、高いともったいない気持ちが……。 「買ってくれるって言ってる時は、お言葉に甘えろ」 「でも、」 「はい、でもはなーし!次"でも"って言ったらカズのウザい話を何時間も聞かす」 「え?やだ」 「やだって、……ひでぇ。愛だぞ。愛を語ってんだぞ」  
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