涙とその後

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「無駄のないパンチ……流石、マサ……」 「アホか。気色悪い姿辞めろ」 「マイエプロンだ!カッコ、ヒロが小さいときの、カッコ閉じだ!」 「胸を張るな。気持ち悪い」 小さな広樹が時々、遊びに来た時とか広樹が笑うからって付けてたな。そう言えば。 うん、あの時よりも数倍キモいぞ。 「真人さん。カズさんが料理作ってくれたんだ。いつにもまして豪華なんだけど」 「ヒロも手伝ってくれたぞ」 「そうか、"広樹が"作ってくれたんだな。どれだ」 「えー俺のは…」 「マサぁ!!」 カズはいつもの事だから放っておく。いつもの事であるしいいだろう。 広樹を待たせてしまっている以上、早く席につかないとな。 てか、マジで豪華。って、何のイベントの日にちでもないのに。 しかも何で中華? 中華のモノが沢山作られていた。 マーボー豆腐から始まり、北京ダックや……。 「カズ、お前馬鹿か?」 「何か作りたくなっちゃって。はは」 「てめぇの家で作れ!ドアホが、チビ達居るだろが!」 3人で食える量。じゃねぇぞ。 ため息が出る。 でも、あれだよな。 広樹も一緒に作ったって言うし。 「食うか。 頑張ろう。 ヒロの作ったものだけ。  
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