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「本当に嫌いにならない?」
僕がそう問いたら
彼女は笑顔を返してくれた
なら僕は信じようと思ったんだ。
「ねぇ、沖田さん」
そして、このごたごたも終わり、
僕の部屋についたときだった
急に夜桜が僕に言った。
「....辛かったんてすよ?」
夜桜は、顔をしかめた、
僕も、まさか急にそんなことを言われると思わず、
固まってしまった。
「夜....」
「寂しかったんですよ?」
僕の夜桜を呼ぼうとした声に夜桜の言葉は重ねられた
弱く消えそうな声だった。
「あんな思いするくらいなら斬り合いに巻き込まれて怪我する方がよっぽど楽です。」
「夜桜....」
「仲間がいる楽しさを、温かさを覚えてから突き放されたんですよ?」
「........!!」
「辛いに決まってるじゃないですか」
「.......ごめん...!!」
「大好きなみんなが死んだって知らせが今日来るかもしれない」
「ごめん」
「怖いじゃないですか」
夜桜には僕の思いが伝わってなかったのか、そして何よりも、夜桜の身を守りたい一心で、夜桜の気持ちまで考えてなかった。
「僕は君を巻き込みたくなかっただけなんだ、」
「知ってます」
「あ.....」
そういやさっきの話聞かれてたんだっけ
「それでも寂しかったんです」
夜桜の方をみると瞳には涙か浮かんでいた。
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