一章…人と魔法の関係

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この世界ではガソリンやガス、電気といったものが発展することはなかった。 全ての原動力となったものが【魔力】である。 車を乗る。ライターで火をつける。機械を動かす。 全てが【魔力】で満たされたのだ。 しかし決して昔からそうだったわけではなかった。 70年前までこの世に【魔力】という存在があることはだれも知らなかった。 それまでは人々は石油などの自然のものを使って生活を営んできた。 しかしそこに一人の魔法を使う【魔術師】という者が現れた。 彼は何もない所から火を出したり物を宙に浮かせたりした。 そして彼は人々にある水晶をみせた。 「これは【魔晶石】。これがあればあなた方も私と同じようなことができる」 彼は四つある全ての国を回って国にそれぞれ一つずつ、空気中から魔力を集めてそこから【魔晶石】を作る機械を授けて姿を消した。 そこから人々はその機械を使って魔晶石を大量に作りだして生活した。
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