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時は今に至った。魔晶石を作りだす機械は今だに大量の魔晶石を生み出し続ける。
四つの国は魔晶石から酸素や鉱物を生み出せることを知ると、次々に森を切り倒し町を拡大した。
もはや魔晶石なしでは生きていけないほどに人々は魔力を使った。
そんな中で、ある人物は魔晶石に頼らず生きていた。
彼の名はレイル。
親を小さい時に亡くした彼は国の援助をうけて生活していた。
まだ17歳だった。
彼の一族は大昔から【龍元術師】という家系で自然の力を重んじる考えをもっていた。
そこで魔晶石という自然のルールを無視した力を決して許さず、魔晶石が普及した今も家のどこにも魔晶石は使用されていなかった。
レイルもまた魔晶石を使わない人として周りから変わり者と称されてバカにされていたのだ。
【龍元術師】とは魔術師と違い、自然の力を借りて物質を操る力とされている。
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