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2125年、日本。
メガニア関連のニュース速報が連日、世間を騒がせていた。
トモコ
「毎日毎日、メガニアメガニアって飽きないよね」
ヒロカズ
「って言っても、アメリカが壊滅的な打撃を受けたんだよ。そりゃあ注目するに決まってるじゃないか」
トモコ
「確かにねー」
ヒロカズ
「気を付けていたって、何が起きるか分からないんだし」
トモコとヒロカズは、話をしながらショッピングモールを歩き回っていた。
トモコ
「ねーねー、何食べる?」
ヒロカズ
「うーん、そうだなぁ」
他愛もない会話だが、2人でいるこの時間が、トモコには何より幸せだった。
世界はテロの恐怖に怯えているが、自分たちは関係ないと言わんばかりに。
トモコ
「私、イタリアンがいいな」
ヒロカズ
「確か、3階にイタリアンの食べ放題があったよ」
トモコ
「じゃあ、そこにしよう」
そう言って歩き出した。
トモコ
「あ、私…ちょっとトイレに行ってくるね」
ヒロカズ
「うん」
そう言ってトモコはトイレに入った。
そして…
ドオォォォン!
トモコ
「えっ?」
凄まじい爆発音が響いた。
トモコ
「なっ、何?」
トモコは慌ててドアを開けた。
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