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我が秋刻高校の私有地である広大な森、というか小山の一角。
そこでは、ドラマだとエンディングが掛かっているであろう空気が流れていた。
所謂シリアスだ。
しかし、俺はこの雰囲気は大の苦手である。
つまりは、ぶち壊したくなるのだ。
だって、誰か死ぬときがあるじゃないか。
しかも脇役が。
今回は、悪役Gだろうけど。
なんてったって、主人公sは超絶巨大素敵武器=ビリー(改)を全員で支えているんだから。
「みんなっ!いくぞっっ!!!!!」
ウィィーン
「「「「「メテオ・インパクトーーーッ!!!」」」」」
「ショックビーーームッ!!!」
…ドッカーーン!!
レッドの掛け声で放たれた人を丸々呑み込めるサイズのビーム。
Gも同時に応戦するも、髪の毛並みの極細ビーム。
確かにそんなに細かったら、頑張ったのに結構ショックなビームだわ。
予想外に健闘したものの、ショックビームはメテオ・インパクトに呆気なく力負けし、Gはビームに包まれた。
ついでに、山のてっぺんがハゲた。
後程、この山はハゲ山と呼ばれるようになるのだが、完全な余談である。
とにもかくにも、こうして、Gも砂になり一件落着と相成った。
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