さくらんぼ

4/8
前へ
/155ページ
次へ
私は南山辺高校の授業が終わり、親友の田中千絵と下校していた。 さくらんぼ農園の脇が通学路になっている。 「おーい。美穂。寄って行けょ。」 梯子に乗った。作業服姿の双子の兄『美女姫京吾』(びじょききょうご)がこちらに向かって、手を振っていた。 「美穂。呼んでいるょ。」 「ほっといて、行こう。」 「何でょ。カッコいい人じゃん♪ 」 「そんなバカな!ダサイじゃん!」 「そうかな!?この町で一番カッコいいと思うんだけど…。?」 「千絵は知らないと思うけど…弟の方が断然。イケメンなんだょ♪」 「そうかな?でも双子だから、同じ顔じゃない!?」 「顔は同じでも、物腰が違いすぎる!華麗で綺麗なんだょ♪ 」 ☆★
/155ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加