さくらんぼ

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「そんなのどっちでもいいじゃん。行こう。」 千絵は私の手を掴んで、無理やり連れて行こうとした。 「千絵っ!ぁはーん。目的は佐藤錦でしょう?」 「えへっ(笑)わかった!?」 仕方なく私は千絵と京吾のところへ向かった。 「おっ来たか…美穂。」 「こんにちは。京吾さん♪」 私が返事する前に、千絵が女子には見せない可愛いらしい声で言った。 「 今年のは出来がいいぞ。佐藤錦♪」 「それって!去年も言ってなかった!? 」(笑) 「あぁーそうだな。人間と同じで色んな経験を積んで美しくなるように、佐藤錦も色々な季節を経験して成長するんだよ。だから、宝石のように輝いて見えるのさ…」(笑) 「そうなんですか?だから、美味しいんですね♪」 千絵は佐藤錦、食べたさに可愛いらしい仕草をしていると思っていた。 私には真似できないな(汗) ☆★☆
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