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天井に描かれていた絵は昔の落書きと違っていた!
あの頃の落書きは一色で漫画的な少女の筈だったので…
今、見えているのは、多彩な色で描かれた。裸体の美青年の絵であった。
背中を見せ、こちらを振り向いている美青年の美しくも妖艶な顔立ちに俺らは虜になっていた。
少女とも見えそうで…
俺とヒロは何かに取り付かれたように固まっていた。
どれぐらいの時間、そうしていたのであろうか?
全てが氷つくブライニクル(死の氷柱)のような現象に遭遇したみたいな悪寒を感じた!
突然、冷たい風が頬を通りすぎて、背中がぞくぞくっとして、気味悪くなって慌てて外に飛び出した。
俺は100メートルの徒競走を全力疾走したかのような疲れを感じた!
ゼィゼィ言いながら、お互いの顔見合せた。
「ビックリしたな~…。」
「あぁ~。」(汗)
(^_^;)
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