タイトルに意味なんてないのよ

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「しっかし、格ゲー……ねえ」 PS3からディスクを取り出しつつ一輝はぼやいた。 「なによ」 「お前、負けたらキャラ変えさせてくれねえじゃん?」 「勝ち逃げされたら悔しいじゃない」 「……さいですか」 何を当たり前の事を言っているんだ、とでも言うように言った二美に一輝は苦笑を返した。 そして、二美からゲームのディスクを受け取りPS3にセットする。 「はぁあ、今回のヤツすげぇな流石PS3 」 そして画面に映ったムービーを一輝が眺めていたところ。 「ムービーはいいから、早くやるよ」 二美がコントローラーのボタンを押してムービーをスキップした。 「ああ! ちょっとくらい見せてくれても良いじゃねえか!!」 「うっさい!」 ゴッ、という鈍い音が一輝の部屋に響く。 「こいつ、今度は肘で」 「後で見ればいいじゃん……まあ、置いていってはやらないけどね」 「ちょ! 見せねえって事じゃねえか!」
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