タイトルに意味なんてないのよ

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とある街に住む高校生、一条一輝はいわゆるオタクというやつだ。 中肉中背、顔は並み。 髪は目に掛かって鬱陶しくない程度に伸ばしている。 内向的な性格という訳ではないので、交遊関係はけして悪くない。 趣味はゲーム、読書(主に漫画やライトノベル)、イラスト作成、プラモデル製作、カラオケ(主にアニメソング)。 知識は浅く広くで飽き性でもある彼、一輝は今日も学校が終わると早々に帰宅し、自室に入るなりPS3の電源を入れた。 「さぁて、今日はレベル上げに勤しみますかねえ」 最近買ったRPGのレベル上げを始める一輝。 ストーリーを進める訳ではなく、単に敵を倒すだけの作業ゲーに成り果てるが、一輝はそんな事はお構い無しだ。 飽き性であるが、事ゲームに関して言えば、というよりは好きな事に関しては力を発揮する。 良くも悪くも一輝はそんな少年だった。
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