タイトルに意味なんてないのよ

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一輝と二美が付き合い始めたのは最近の事。 それまでは同じ高校に通う生徒程度の認識だったのだが、ネトゲで話の合う友人、という事でオフ会をしてみたところ。 「あれ? 君、同じ高校の……」 という流れから色々あって今に至る。 「ねえ一輝、格ゲーしようよお」 「俺は今レベル上げで忙しいんだよ」 蹴られた頭をさすりながら一輝が愚痴をこぼしていると、二美が一輝の隣に座る。 そして、二美はそのままおもむろに手をゲーム機の電源部へと伸ばすのだった。 「待てえ! 分かった、分かったからせめてセーブさせてくれ!!」 「分かれば良いのよ分かれば」 二美はこの上ない笑顔でそう言った。
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