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凪はその男が発した言葉の意味がわからなかった。
普通じゃなくなった。をそのままに理解できなかった。
「‥‥‥どういうこと?」
「まあなんつうかね、わかるように説明するのは大変。いまは超能力が君に使える、とだけ言っておくよ。」
とてもじゃないが信じられない。
でもそれ意外にはあの状況を説明できない。
(いまは信じるしかないのかな‥‥)
十はコーヒーを飲み干すと、曇った窓に指でなにかを書き始めた。
「さっきの状況から、トラックはこう猛スピードで突っ込んできた。」
曇った窓に下手くそなトラックが描かれた。
「しかし君の目の前、いや君に触れた瞬間。トラックは止まった。あれは70キロぐらい出ていたんじゃないかな。」
トラックの下に70kmと書かれた。
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