序章

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キーンコーン チャイムが鳴り、ホームルームが終わった。 「気をつけて帰るようにな!礼!」 そのかけ声と共に教室は一気にうるさくなる。 ほぼ全員、中学から知った顔だ。 (そういえば、神崎って人初めてみたな...) 大量のプリントをバッグにしまい、立ち上がった。 すると目の前に人が立っていた。 「わ!」 すぐ前に顔があった為、思わず椅子に座り込んでしまった。 「ええっと、神崎さん....だよね?」 ぎゅっ! 「いたたたた!」 突然鼻をつままれ、ついて来いと言わんばかりにひっぱって行った。 抵抗すると痛いのでひっぱられるままに付いていった。 神崎の足が急に止まり振り返った。
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