◇第一章◆

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急に女は抵抗をやめ 「お前、私を追って来たんじゃないのか?」 『誰がてめぇーみてぇなの追うんだよ』 「新手のストーカとか…」 『俺はストーカじゃねぇ!!』 「………ならいい」 女は椅子に腰掛け、ケータイを操作し始める 「あああああぁぁぁぁ!!」 『何だよ!?』 いきなり声を上げた女はケータイを観て叫んでいる 「昼ドラ見忘れたぁぁぁ!!」 こいつも昼ドラかよ!? そんなツッコミを入れたかったが ここでまた絡まれてもやっかいだと思い 女は空気として扱うことにして窓際にあるソファーの上に身を預けた *
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