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『はぁ…どこ行くんだよ』
「………。」
『おい、兄貴!!』
「うるせぇな…てめぇのせいで昼ドラ見逃したんじゃボケ!!」
『知るかよ、こっちは寝坊したから急いで学校行ってたのによぉ。』
「お前が急いで学校に行ったことなんてねぇだろ。あぁ…今日は京子がやっと浮気から立ち直ってからの話だったのに」
『そんなのどーでもいいだろ!?』
「………凉子ぉ(泣)」
『いっぺん死ね!!凉子って誰だよ、つうか凉子はどーでもいいんだよ!!』
「お前…凉子を馬鹿にしやがって…」
『いや、してねぇよ、つうか知らねぇし』
「凉子はずっとずっと想いを寄せていたんだ…恋人の勝也に、なのに勝也は婚約者がいて凉子を捨てたんだ…そこから凉子の復讐が始まるって言うなんとも泣ける品じゃねぇか!!」
『浮気相手なの!?凉子!?しかも全然泣ける要素ないだろ!!なんでお前泣きながら語ってんだよ!!』
「いやぁ~凉子哀れだなぁって思って」
『お前の方が凉子馬鹿にしてんじゃねぇか!!』
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