恋する少女

7/12
前へ
/92ページ
次へ
「あっ……」 ボーッとして気が付いた時、葉月君が顔を上げていた 視線がぶつかる ーーやばい!!あわわわわわ!! もう遅い気がするのだが、サッとトイレの陰に、慌てて身を隠す しまった……油断して思い切り顔出してたぞ…… というか……目があったような…… 心臓がバクバクと鳴り響き、体がその振動で揺れる しばらく固まって動けず、懸命にうるさい心臓を少し落ち着かせ、 再度また葉月君の方に顔を覗かせる が……… 「ん?」 視界を支配するのは白 更に視線をあげると…… 「うわああおっ!!!!」 ……すぐ近くに葉月君の顔があった つまり目にした白は、彼の白いシャツだったわけで……
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加