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教卓に置いてある魔石を二つ取って戻ってくる。
「あ、何か死神王が魔石くれたから返しといてー」
先に言えよ、面倒じゃないか。
と心の中で文句を言いながらも戻してくる。
「いいか、奏。魔石に形をイメージしながら魔力を注ぎこむんだ。それで出来た魔武器に名前をつけたら完成だ」
「え、名前なんかつけるの…」
「そうしないと使えないんだよ。合言葉てきなものだと思え」
魔武器は作った時に注いだ魔力と名前によってやっと使えるようになるからな。
「まあ、まず俺がやるから見てろ」
魔石に魔力を注ぎ、イメージするのは手甲。
「よし、出来た。名前は………ウィンド」
「おい!そんなんでいいのかよ」
確かに適当だが、そんなに言わなくてもいいじゃないか。
ちなみに見た目は金属の手甲に指ぬきグローブがくっついていて、手甲には風の模様がついている。能力は手から自由に風を出せ、風の刃を作ったりもできる。
「俺のネーミングセンスのなさはほっといて、奏も作れよ」
「任せろ、凄いの作ってやるよ」
そう言い奏も魔石に魔力を注ぎだす。……けど魔力量ヤバくね、魔石耐えれんのかな。あ、だから死神王が持ってきたのか。
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