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「ヴィア様ならわかりますよね。真獣とは」
「し、真獣とは……」
クスッと笑うとリゼは、さも当然かのように話をヴィアに振るとヴィアはギクッとしたように視線をリゼから反らしながら言葉を繰り返す。紅杷と白覇はヴィアから答えが出るものだと思いヴィアを見つめる。
「……神……」
「っ!そ、そうよ!天に近い属性を持つ種族が真獣。獄に近い属性を持つ種族が魔獣よ。」
蒼真の誰にも聞こえないような呟きがヴィアの耳には聞こえたらしく思い出しようにリゼを見て答えた。
「ヴィア様…忘れていましたね?」
リゼにも蒼真の呟きが聞こえたのだろう。チラッと蒼真を見てからヴィアを見ながら言うとヴィアは気まずそうに顔を逸らした。
それを見ていた蒼真はチラッとヴィアを見た後、リゼに話続けていいか確認するとリゼは焦ったように謝りながらOKを出した。
「魔法を使うというのは、武器や杖を使ってが一般的らしい。」
「魔法陣とか手からじゃないの?」
蒼真が話を進めると、すぐに紅杷が手を上げて聞いてきた。
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