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最後は、もう一人の少女【神来 白覇"しんら しらは"】。
髪は黒のストレートロングでツインテではないが二つに髪を結んでいる。色は黒。
特徴は、お子様的だろう。紅杷が大人っぽいせいか余計なのだろう。身長も低く小学生にも間違えられそうな体型だ。
以上が神来家の四人であるが、一見似てるところがない四人は似てないことが色々誤解を生み、悩みの種である。ちなみに神来という家は、字の通り神が来る神社を担っている。蒼真達は、16歳ながら家の家業ということで神子"みこ"として働いていた。
これから始まるこの話は、そんな四人が引き起こす普通ではありえないファンタジーな物語である。そんな話をしている間に用意が出来たらしく蒼真と漆巴が自転車に乗り、後ろに紅杷と白覇が乗って走り出した。
そして30分程走ると四人が通っている学校が見えてきた。普段ならギリギリ登校は蒼真達だけではない為、誰かしらすれ違ったり騒がしかったりするのだが、今日は人っ子一人いなく静まり返っていた。
漆巴を除く三人は、どちらかと言うとお気楽思考の為、遅刻したんだとしか思っていなかったが、漆巴だけは警戒するように辺りを見回していた。
そして原因は、すぐにわかった。
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